2007/08/12

貧乏ゆすり

「無くて七癖」という言葉がある。
どんな人でも多少は癖があるものだということと言う意味で有名ですが
人の癖として多く見られるのが貧乏ゆすり。
実をいうと私は貧乏ゆすりの常習者である。
これはあまり皆さんにいい印象を与えるものではない。
そこで貧乏ゆすりはどうして出るのか。
なにか原因があるのだろうと思い、今回も調べてみた。

貧乏ゆすりをするのは約6割が男性だといわれているらしい。
男性は女性に比べると筋繊維が太い傾向がある。
なので、貧乏ゆすりの原因の一つに筋繊維が太さがあげられる。
筋繊維が太いと血管が圧迫され、肉体疲労の原因となる乳酸がたまりやい。
そこで無意識に筋肉の血流をよくするために体が動く反応が貧乏揺すりだといわれているらしい。

一定のリズムで足が動く事を貧乏ゆすりという。
「一定のリズムで動く」ここにも原因が隠されていた。
人間の脳は一定のリズムで体を動かすことで、精神状態を安定させるための脳内物質「セロトニン」を分泌する。
セロトニンは興奮や不快感を抑え、より安定した精神状態を作りだすため物質である。
例えば赤ん坊をあやす時に一定のリズムで体を揺すったり、頭をなでたりする。
これには赤ん坊の興奮や精神的不快、不安を取り除くための非常に効果的な方法である。
脳内のメカニズムが解っていない頃からあるこの手法。
先人の知恵は偉大であることを改めて痛感させられる。
子供の頃は大人があやしてくれたので、セロトニンが分泌されていた。
大人は自らセロトニンを分泌する方法として貧乏ゆすりをするようになった。
なので、貧乏ゆすりは「大人が自らをあやす行為」ともされているらしい。

貧乏ゆすりの原因として肉体的理由と精神的理由の代表とされるモノを説明したが
これら以外に様々な理由が存在する。
体のゆがみ、体内のPhが酸性に傾きすぎている、運動不足などなど。
効果的な対策として、まずは運動不足の解消。
どうしても足に乳酸がたまりやすい体質の人はこまめにマッサージをする。
ストレスを溜めない。
ストレスを溜めない事は非常に難しいのですが
なるべく貧乏揺すり以外のことでストレスを解消するよう心がける事が重要らしい。

貧乏揺すりはあまり人に好感を持たれる癖ではない事は確かだ。
ですが、貧乏ゆすりを気にするのは日本人だけらしい。
外国には「貧乏ゆすり」に当てはまる単語がなく
そこまで癖として認識されていないらしい
日本では貧乏ゆすりをする人は肩身の狭い思いをするだろう。
しかし、今はグローバル化されている。
そう、今まさに堂々と貧乏ゆすりができる時代がやって来たのだ。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

へえへえへえへえへえへえへえ。
sato4さんのトリビア、98ヘエいただきました。
ってか、これ、飲み会とかで使わせていただきます。

sato4 さんのコメント...

>oku
どーも自由に使ってくださいな。
でも、日本でしか効力が無いことを忘れずに!